実習生の成長を見守る─基礎から技術習得までの道のり
当協同組合では溶接職種での技能実習生の受け入れを行っており、現在はベトナム人の実習生が活躍しています。今回は、実習生の成長過程やサポート体制について、取締役社長の大海様にお話を伺いました。
- 実習生たちは最初どんな不安を抱えていますか?
溶接は繊細な技術を要するため、実習生たちは最初のうちは自分の技術が通用するかどうか、不安を強く感じているようです。
特に日本の職場環境や言葉に慣れていないため、思うように作業が進まないことに焦りを覚えることもあります。
しかし、その中でも彼らは一生懸命に基礎から学び、何度も繰り返し練習を重ねていきます。徐々に技術が身についてくると、表情や態度にも自信が見え始め、それを見る私たちも嬉しく励まされます。 - どのように実習生の成長を支えていますか?
実習生に対して根気強く丁寧に教えることを大切にしています。言葉の壁がある中でも、分かりやすい指導を心掛け、時には実演を交えたり、具体的な作業の流れを何度も確認したりしています。
また、監理団体のスタッフも精神的なフォローや生活面でのサポートをしてくださるので、実習生が困った時にはすぐに相談できる安心感があります。このように、技術面だけでなく精神的にも支えることで、彼らが無理なく自信を持って仕事に取り組める環境を整えています。 - 言葉の壁や文化の違いはどう克服していますか?
日本人スタッフも彼らの文化や習慣を理解しようと努め、相互に歩み寄る姿勢を持っています。こうした環境づくりが言葉の壁や文化の違いを乗り越える大きな力となっています。 - ベトナムの実習生の特徴は?
彼らは困難な状況でも諦めず、技術を習得しようと努力し続けています。こうした真摯な姿勢は職場全体に良い影響を与え、周囲からも信頼されています。 - 面接はどのように行っていますか?
オンライン面接が中心となりましたが、やはり現地で直接面接をするのが理想的です。現地では溶接の技術テストだけでなく、待っている姿勢や物の扱い方、動作の速さ、整理整頓ができるかなども観察しています。
今後は現地訪問も再開し、より良い人材を迎え入れたいと考えています。 - 実習生受け入れを検討している企業へメッセージは?
ニュースなどで悪い事例が取り上げられることがありますが、それはごく一部の話に過ぎません。
偏った情報だけで判断せず、実際に受け入れをしている企業の声をしっかり聞いてほしいです。実習生を迎え入れることは企業にとっても貴重な財産となりますし、互いに成長できる良い機会になると思います。 - ミライズのサポートについてはいかがですか?
ミライズには常に頼りにしており、問題があった際には迅速で的確な対応をしていただいています。
面接の手配や通訳など、面倒な手続きも全て任せられるため、大変助かっています。今後も変わらず信頼して協力していきたいと思います。
